ニュートラベラー

 
【特撮SFドラマ『宇宙旅行トラベラー』第1話 宇宙海賊の遺産4】
 
前回までのあらすじ
 未開人を捕まえたPCたちはとにかく他の星に行きたがっていた!
 
 というわけで雇用乗船*1を目論んだPCが宇宙庄へ行ってみると、何か老人が屈強な男達にフルボッコされているというバイオレンスなイベントに遭遇。
 
ジャック「あーあー君たち何をやっているのかね」
屈強な男「この船長が俺たちに給料を払わないので腹いせにボコボコにしてやっているところです」
 
 トラベラーのNPCは基本的に協力的で信頼できると書いてあるので、老人虐待中でも礼儀正しい好青年なのだ。
 
 それはともかく老人は珍獣ハンターの輸送を専門にしている宇宙船の船長らしい。
 早速彼らに給料を払う段取りを付けた我らがPCは気の毒な老人に「連中の代わりに俺たちを雇え」と迫り、あっさりとK型サファリシップという足を手に入れてしまった。
 しかもピクルを運んできたのはこの船だという。そしてピクルの出身星がキルステンだということもわかった。
 
 ああー、なんという御都合主義でしょう。
 でも、これがワイドスクリーンバロックというものなのかもしれませんね。
(それはない)
 
 武力と知力を兼ね備えた屈強なハンター/学者のNPC、マーレイ先生(ガッツな女性)を仲間に加え*2、ピクルと意思疎通をするためにPCたちは一路、テーバイへ。
 
キム「ところでピクルの持ち物を確認したいんだけど?」
レフリー「ああ、黒曜石の槍と皮の腰巻き、そして七色の羽根飾りだ」
プレイヤー全員「……」
 
 前回のラストで伏線がどうのこうの言ってたのはこれだ。
 最初から羽根飾りのことを出しておけばよかったというのに。
 
 その後、テーバイの偵察局でピクルと会話することができるようになったが、特に重要な情報は持っていないようだったのでとっととキルステンまでジャンプしてしまうPCたち。もっとも、ジャンプ番号2の宇宙船なので各駅停車の旅です。
 
 途中、カナリスの船と遭遇する可能性もあったが、ランダム表はことごとく無難な結果ばかり。乗客や荷物の運賃で小遣いを稼ぎながら、船はキルステンに到着するのでした。
 
 つづく
 

*1:船員として乗り組み、目的の星系まで移動すること。お金がかからないと言うかむしろ給料が貰えてハッピーだ

*2:この後レフリーはこの人のことをすっかり忘れてしまう